1983年に登場した世界初の耐衝撃時計「G-SHOCK」は、日本全国を巻き込む大ブームとなった。そんな喧騒を横目に見ながら、G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄は、新たなプロジェクトを進めていた。
それが“メタルケースの耐衝撃時計”。
開発時は“MS(メタルショック)”と呼ばれていたこの時計は、メタルケースのG-SHOCKとして、1996年に発売されることとなる。
それから9年の月日が流れ、今ではメタルG-SHOCKもすっかり市民権を得た。
かつてG-SHOCKに熱狂した人々が楽しむ“大人のG-SHOCK”として、日本市場では好調な売れ行きを見せている。
しかしG-SHOCKは止まらない。次なる目標は、巨大市場アメリカ。
この地でラグジュアリーなメタルG-SHOCKを定着させるために、新作「MT-G」を引っ提げ、ニューヨークにて大規模なローンチイベントを開催した。
そこで今回は、G-SHOCKのコンセプトショップ「EDGE」オーナーの皆様に、イベントを通して感じたG-SHOCKの未来や新作モデルについて語ってもらった。
構成・文:篠田哲生
Composition&Text:Tetsuo Shinoda