飯間康行さん …… アイ アイ イスズ 代表取締役
石田憲孝さん …… ベスト販売 代表取締役社長
出水孝典さん …… オオミヤ 代表取締役専務
内田和隆さん …… プリべ石川 代表取締役
古市聖一郎さん …… トミヤコーポレーション 代表取締役社長
飯間:G-SHOCKは、カテゴリーのNo.1ウォッチ。いい時計なのだから、きちんとした体制で販売したい。それが【アイ アイ イスズ】でEDGEを始めるきっかけでした。G-SHOCKはライフスタイルためのツールであり、スポーツやアウトドアなどのシーンで絶対に必要になる。つまり“安いから買う”という対象ではありません。そこにEDGEの存在意義がある。
石田:高級時計ユーザーにとっても、G-SHOCKは特別な存在なのです。私たちはブームになる以前からG-SHOCKを扱っていましたが、その当時から高級時計ユーザーもG-SHOCKを買っていました。タフでスポーティな“別格の存在”だったからでしょうね。その後【ベスト新宿】と【ISHIDA 表参道】でEDGEをスタートさせましたが、時を同じくして高級モデルも増えてG-SHOCKの評価や存在感が高まった。だからEDGEのように、高級時計店がきちんとした接客をして販売するというスタイルが受け入れられるのでしょう。
内田:G-SHOCKのファンは熱いですからね。新居浜市は化学メーカーが多く、タフな時計を求める人が多い。そのため人口は少ないのにG-SHOCKファンが多い。専用什器が入った時に、一番喜んだのはコレクターの方たちでした。G-SHOCKはファンが支えているんです。
ここ新居浜を含む愛媛県には造船・製紙などの製造業など現場でモノづくりを職とする方が多く、堅牢さ・機能性・視認性を普段使いから求めるユーザーが【プリべ石川】には多く集まります。 そんなヘビーユーザーに応えるためにEGDE導入は必然だったと思います。
古市:逆に【トミヤ】では、G-SHOCKはそれほど目立っていなかった。特にプロモーションもしていなかったのに、それでも売り上げランクでは常に5位以内には入っている。つまり何もしなくても売れる時計だったんです。しかし縁あってEDGEをスタートさせることになり、G-SHOCKの世界観を明確に打ち出したら、目に見えるように売り上げが伸びたんです。大人のユーザーも取り込めるようになりましたし、改めてポテンシャルの高さに驚きました。
出水:G-SHOCKは多くの層に訴えかける力がある。【オオミヤ】では基本的には舶来時計しか扱わないのですが、時計ファンも増やしたい。そこで選んだのがG-SHOCKでした。私を含め、スタッフはみんなG-SHOCKを持っていますし、顧客にも休日はG-SHOCKという人が多い。結局、みんなG-SHOCKが好きなんですよ。しかし前例を覆す以上、おざなりは嫌だった。そこでEDGEをスタートさせたのです。結果は大成功でしたね。新しい顧客の獲得に繋がりましたし、“親子でG-SHOCK”のファミリー層も取り込めました。