Gressive Off style Magazine Vol.44 フォッシルグループの躍進の鍵を握るプロ集団「ANTIMA」

ASSENBLE 時計に魂を吹き込む重要な最終工程

 時計の組み立て工程も、ANTIMA内にある。フォッシルグループでは、こなれた価格で高い品質の時計を作るため、優秀なサプライヤーにパーツを製造してもらい、それを組み立てるという“エタブリスール”という方式を採用する。

 多くのサプライヤーと取引しているため、パーツの品質管理を徹底している。とにかく生産本数が多いため、一つのミスが大きな損害を招きかねないからだ。

 さらに“スイスメイド”を謳うハイエンドモデルの場合は、グループ会社であるSTP製ムーブメントを使用。納品されたムーブメントにダイヤルや針を取り付けてから、ケースに収められる。ちなみにここ数年は、中国市場で機械式時計を求める人が増えているそうで、生産本数もかなり増えているそうだ。

 もちろん精度チェックも社内で行い、日差15秒を目指している。これは他のスイスブランドと同等レベルであり、高品質時計として自信を持っている。

※画像はクリックで拡大できます

<< PAGE2 : R&D、PRODUCTION あらゆるスタイルの時計を研究開発する頭脳集団

3 / 3

Gressive Off style Magazine Vol.44 フォッシルグループの躍進の鍵を握るプロ集団「ANTIMA」