1983年。世界で初めて耐衝撃性能を搭載した腕時計G-SHOCKが誕生した。
"繊細で大切に扱うモノ"という腕時計の常識を打ち破り、さらにスポーツや音楽、
そしてファッションとリンクすることで、日本中を熱狂に巻き込んだ。
いまやライフスタイルツールとして定着しているが、
海外でもG-SHOCKブームが起きているという。
その発信源はニューヨーク。大型ケースやカラフルな配色、
そして手荒に扱っても壊れないというタフな機能性が評価され、
ヒップホップ系のアーティストや
エクストリーム系のライダーがこぞって着け始めたのだ。
そしてその情報はフランス、イギリス、スペイン、香港へと伝播し、
今では世界中のショップでG-SHOCKが売られるようになっている。
2013年。G-SHOCKは30周年を迎える。
そのスタートを飾るイベントが、ニューヨークで開催された。
現地の熱気から感じ取ったもの。
それは30年目へと向かうG-SHOCKの勢いだった。
構成・文:篠田哲生
Composition&Text:Tetsuo Shinoda